デイ・アフター・トゥモロー

h2k2004-05-30

先行レイトショーで昨日観てきました。で、その感想とか。

  • 自然災害の描写はスゴイ。リアルかつ自然なCGで、そのシーンだけ切り取られて「ニューヨークで津波による災害が…」なんてテレビで流れたら信じてしまいそうなほど。
  • 前半は災害が起きるまでのパニック描写で、後半は息子を救出に行く父親の話しになるので、まぁよくある展開になってしまう。
  • 監督がローランド・エメリッヒなんだけど、自身が監督した過去の映画の流用シーンが多いぞ。「バスの運転手がバスを追い越して逃げて行く人々に気付いてバックミラーを見たら後ろから大津波が!」なんて「インデペンデンス・デイ」にも「ゲイっぽいおっさんが車で逃げようとして、渋滞にはまって動けない車を追い越して逃げてゆく人々に気付いて後ろを見たら炎の大爆発とふっとんでくる車が!」ってまったく同じシーンがあったよ。
  • そもそも基本プロットが過去の映画と同じ。「インデペンデンス・デイ」は「全世界に(メインはニューヨーク)にUFOが!」で、「GOZILLA」は「ニューヨークにGOZILLAが!」でしょ。今回は「ニューヨークの大津波と氷河期が!」となってるだけで、「ニューヨークに大災害が訪れてそれから人々がどうやって生き延びてゆくか」という基本はまったく一緒。大災害がUFOかゴジラ津波かの違いだけだ。ひょっとしてローランド・エメリッヒはこの手の映画しか作れないのか?

…なんだか批判が多くなってしまったような気がするけど、そこそこ面白かったです。CG技術の進歩のお蔭である「北半球を覆いつくすハリケーン」とか「大津波に飲み込まれるニューヨーク」とか「雪で覆われるニューヨーク」は一見の価値あり。
映画の途中で一瞬(ほんの数コマ)スクリーンに黒背景に白い文字で「FOMA」って出たんだけど、あれはナンだったんだろう?「FOMAを買え」というサブリミナル効果?たぶん劇場側のフィルムつなぎのミスとかだと思うんだけどさ。